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スペシャルニュース

2009/06/28ドラマー「谷本成輝」インタビュー

ニューヨークの「ドラマーズコレクティブ」で学び、現在はドラマーとしてまた、ドラムテクニシャンとして活躍中の谷本成輝さん。
自身のドラム教則本「ドラム&リズム今昔物語」の発売についてインタビューを行った!

tanimotoshigeki


■初の教本を発表しました。おめでとうございます。どの様なコンセプトで作られたのですか?
できるだけ「教本」という感じを削除して、ノンフィクションとして成立させたかったという考えがありました。小さい頃から「ノンフィクションストーリー」が凄く好きで読んでいた影響だと思いますが、世の中にある優れた教本とは違うユニークな形で発表できないかなと思っていました。

そこで、自分のストーリーというのはオンリーなので、それを全面的に出して自分の実話の中に、音楽的な事、技術的な事が含まれているというコンセプトで作りました。


■ニューヨークでのルームシェアの話など現代のニューヨークのドラマー事情が見える内容でしたね。
そうですね。
日本へ帰ってきて、まだ数年しかたっていないので情報が新しいうちに書き出せた事を僕も嬉しく思っています。
みんな気になっていると思うんですよね。ルームシェアの仕方から始まって、アメリカで音楽を勉強するってどうやってやるのか?どういう試行錯誤をしたのかなど。
かつ、昔のドラマーが試行錯誤を繰り返し現在に至るまで、そして自分達が今アプローチを続ける上で歴史がすごく大切だと思うんですね。

何かをするにしても誰かが既に挑戦していたりするので、そういう歴史を知った上で自分はどうするのか?という所に焦点を置きたいと思い、昔の事、現在までの過程、そして今現在の事・・・と書いて行ったので「ドラム&リズム今昔物語」としました。


■ドラマーズコレクティブ(New York)ではまず始めにドラムの歴史について集中的に勉強するという事ですが、教本にその影響がありましたか?
そうですね、各スタイルを学ぶクラスでの事です。その影響は100%あったと言っても間違いないですね。実際のグルーヴを学ぶ前に歴史や特徴、代表的アーティストなどを学ぶ時間があります。
最初は必死だったので気がつかなかったのですが、あとから見直してみると歴史を通っているという事に気がつきました。また、それを与えてくれた事に感謝しています。
テクニックだけではなく、そういう気が付きにくい大事な要素も教えてくれました。


■その考えが明確に提示されている教本という事ですね。
そうですね。


■はじめのほうにルーディメンツが紹介されていますが、ページ数は少なくてもここにかける時間は膨大に必要ですよね?この教本を手に取ったドラマーがどういう風に練習してほしいと思っていますか?
ルーディメンツについては、この本の中で最初のほうに説明しているのですが、これはもう避けて通れないところですね。僕はいつも会話の様に考えるんですが、日本語で言うと50音、英語で言うとアルファベット、というようにドラムの場合はルーディメンツですね。
言語の基本を正確にしゃべれないと、流暢にしゃべれない。イントネーションやフレーズなど言葉と同じですね。

ルーディメンツの練習方法は本の中でも説明しましたが、とにかくゆっくりやる。
ひとつひとつ分けてゆっくりやる。英語を勉強するのと一緒ですね。「apple」とか「car」とか完全に分けて単語を認識するのと同じで、シングルストローク、ダブルスとローク、全部分けてゆっくりやる。慣れてきたら少しずつテンポを上げるのですが、これは時間がかかります。
実際、渡米前もいつも練習していたんですが、「今までとは全然違うな」と周りの質の高さにびっくりしました。
もう一度ステップバックし、テンポを落として練習する必要がありました。


その時に思ったのは、100%出来るまでテンポを落とさないといけません。少しずつのズレを生じながら積み重ねて行くと、どこかで倒れてしまいそれ以上伸びないんですね。パーフェクトに打てるまで時間をかけて、最初はドラムセットの部屋でもルーディメンツの練習ばかりしていました。

また、「音符を読むと」いう事に慣れていない場合に紹介したいのが「サブディヴィジョン」というテクニックです。中には知らなくても感覚で叩けるドラマーもいますが、サブディヴィジョンを知っているとすごくヘルプになりますね。
まず自分の叩く「アクション」と「カウント」そして「出ている音」がぴったり一致するように練習します。
ただパターンを素早く練習するのではなく、自分の中にどれだけ吸収できるかということに焦点を置きます。


■自分で100%出来ないと感じたらまた最初に戻るという考えですか?
それはものすごく良い質問ですね。


■まさにステップバックが必要だと。
はい。何度も気づかされるわけですね。
慎重に積み上げていくにあたって、自分では「これ以上ない」という位積み上げます。
しかし、自分が成長し異なる次元で考えられるようになると「今までの質は合っているのか?」と思いはじめます。最初に戻る必要はないですが、少し戻る。必要なところまで2歩下がって3歩進むようにします。

実際クラスの中ではオーディションを突破してきているドラマーばかりなので、情報をキャッチしてリリースするのが皆早いです。その速い流れの中で自分も組み立てるという事をしていました。

もしルーディメンツのスキルを持たないドラマーが最初に挑戦し始めるときは、最低6ヶ月程は必要でしょう。足の事とかは考えずに練習します。

ドラムコー出身の友人のドラマーが話してくれた興味深い話を覚えています。彼は以前、年間を通してチームでツアーをしていて「手のトレーニングしかしていない、少しだけドラムセットに座っていた」という事でした。でも彼がドラムセットに座ると非常に優秀なドラムセットドラマーでしたね!

先に手を鍛えて確立すれば、足のコントロールにつながります。なので、音符の捉え方である「サブディヴィジョン」にもページを割きました。是非読み方、歌い方をチェックしてほしいですね。

実際に譜面のクラスは、ルーディメンツや譜面の基礎を初期に学んだ後、読譜力をドラムセットに応用するクラスが各レベルに分けられています。シンコペーションを読み替えトリプレット・ストレート(8ビート)・16ビートなどのグルーヴのトレーニングが始まり、ビッグバンド、レコーディング、サイトリーディング(初見)などの譜面クラス・・・どんどん実践的に応用していくんです。

tanimoto newyork



■そして教本は歴史に進んでいきますね。
だいたい50年代あたりまでの歴史です。コンテンポラリーの60年以降だと、それだけでものすごいボリュームになってしまうので、コンテンポラリードラマーも大いに参考にした50年代後半までを紹介しています。
ミリタリードラムから始まってドラムセットが生まれたとき、そこにルーディメンツを鍛えたドラマーが座ってドラムセットに応用し始める。大変興味深い事です。

中でもニューオリンズというのは重要で、セカンドライン、ロックンロール、ニューオリンズファンク、その他たくさんの音楽が混ざった状態があり、その中から各音楽の特徴やグルーヴ、ドラマーの役割などの要素を少しでも吸収出来るように説明しました。またすぐにテクニックの話にならないように進めました。


■そしてここに紹介しているCDはとにかく聴くと。
とにかく聴いて、聴いて、聴いて・・・何度も聴きかえす。何か聴き逃していないか何度も聴きます。そして聴き方を変えることですね。ドラマーは音楽をどうサポートしているのか?という所に焦点をあてて聴くようになるとドラマーの役割が分かってくるんですね。その中でその音楽のあるべき形というのを正確に理解する所から始めるのが良いと思います。


■実際に日本で、教本を手にしたドラマーは教本を読み進めるにあたり何をしたら良いかというと・・・
やはり最初に自分の学びたいタイプの音源を手に入れる事ですね。聴かないと始められない。最初に譜面を見てグルーヴパターンを手に入れるより、沢山のCDを聴いて、その音楽とドラマーの特徴をチェックするんです。

音楽も言語と同じで古い言語や、新しい言語があるんですね。特にドラマーで言えば、そのときにどうやって音楽をシェイプし、サポートしているのかを聴き取る事ですね。ソロイストの後ろで何をしているのか?ベーシストと一緒になり、トランペットやサックスがソロを取っているその瞬間に何をしているのかを学ぶんですね。これに気づきチェックする事で学ぶ意識が変わります。

当時のドラマーは先駆者であるので凄く参考になるんです。


■ドラマーでいうと、マックスローチやアートブレイキーのドラマー主体のCDを聴いてしまうと、そういう聴き方は難しいですよね。
本の中では、ドラマーの顔が確認出来るのが良いと思いドラマーが映っているCDジャケットを選んで紹介している事が有ります。素晴しいCDです。

当時優秀なドラマーは後に自分がリーダーとなりドラマー主体のCDを出す事が多いですが、例えばもっと初期の頃、例えばチャーリーパーカーの後ろで彼が何をしていたか?またリーダーは同じでもドラマーは代わる事があるので、クレジットを見てチェックし当時のドラマーがサイドマンとしてどのようにサポートしていたかを聴く事は大事ですね。

木に例えると幹があり、枝分かれが始まるようにドラマーの役割もタイムキープなど重要な事から、時代と共に新しく加わる役割が有ります。同じドラマーでも、そのドラマーが初期に残した音源を聴いて何をしていたかを学ぶのは面白いですね。


■まずカウントから始まってダイナミクス、フレーズを考えるという考えですね。
まずタイムですね。やはりカウントは必須になってきますね。次にフィール。揺れているのか?ストレートなのか?ちょっと揺れているのか?全部耳からの情報だけど、よく聴いてその特徴を知る事は大事ですね。
そして、ダイナミクスとバランス。これは僕も本当にたくさんのドラマーに同じ質問をしましたが、優秀なドラマーであるほど同じ答えが返ってきましたね。タイム、フィール、ダイナミクスがトップ3で大事な要素ですね。

そして、どういう風にサポートするかはドラマー次第。
僕はこうだけど、あなたは?っていう。
そうなるとテクニックが必要になり、またルーディメンツを含め基礎の重要性に気づかされるんです。(笑)


■聴き込んだ後はどうしますか?
聴き込んで、書いてみて、試してみる。
サウンドは?音量はどうなのか?想像するんですね。
このドラマーは一体どういうチューニングをしていたのか?ヘッド等の素材も今とは違うけれど、それでもそのサウンドにアプローチするという努力は必要ですね。タッチを変えてみたらどうかとか。

また一人で練習する場合、メトロノーム(クリック)は凄く重要で、実際に曲を練習する際には大きく分けてCDを流しながら練習する方法や、クリックのみで練習する方法があるんですがどちらも重要です。

たくさんCDを聴いた後にクリックで練習する。クリックでたくさん練習した後にCDを聴く。最後にCDと一緒に演奏してみるなど。

ただし、CDは最高なので一緒に演奏すると自分のミスタッチを隠してしまうんです。
自分の悪いところを隠してしまうので使う場合には注意が必要ですね。

例えば、最近ではプレイ・アロングのCD(マイナスワンCD)、ベーシストの演奏のみ録音されているようなCDとの練習は非常に有効ですね。ジャズの場合もスウィングするための参考になります。

もちろん、後は実際に沢山のミュージシャンと演奏することですね。


■全体的にまとめると。
基礎と歴史を勉強し、たくさん吸収して、それから自分がどうするのか。
なぜ自分はこうするのか、ああするのかという問題が出てきた時に、自分のアプローチやボキャブラリー、タッチが生まれてきますね。
また歴史を知らないと取って付けたようになってしまいますが、知って叩くと歴史の端に参加しているようなイメージが生まれて僕は楽しいですね。

そういった姿勢で演奏すると、ホテルで演奏するにしろ、パーティーで演奏するにしろ、同じ曲を何回やるにしても面白い。リスペクトしながらドラムを叩いていれば常に新鮮な感覚が保てるのではないでしょうか。


■ニューヨークでの体験を教えてください。
渡米したときはルームシェアの方法も知らなかったです。
学校が始まりクラスの中に入ったときは、授業についていくのに精一杯でした。
本当に練習のみですね。最初は音楽を聴きに行く時間も惜しいくらい、学校に朝9時~夜11時まで籠って、授業、練習、授業、練習とひたすら繰り返していました。

だんだん生活に慣れてくると、少しずつ街へ出よう、音楽を聴こうと思ってきます。
その時に衝撃を受けたのは、最初にジャズを聴きに行った時に、自由極まりないというか、CDと全然違う事!
ジャズってこんなに音が大きかったのか?こんなだっけ?ダイナミックで雄大で、すごいエネルギッシュでしたね。とにかくビックリしたというのがありますね。
それから、何が起こっているんだろう?と思い街に出て聴き始めましたね。

授業ではよく街からプロフェッショナルミュージシャンが来てアンサンブルする機会がありました。
これは今までにない緊張感を味わいました。カウントはどうスタートするのか?まずそこから失敗できないんですね。自信を持って演奏できるのか?今までの自分がすべて試されました。

「フィールグッド」と言われると、悪くなかったんだという判断基準が得られるんですね。
その中で、もっとこうしたら良いというレクチャー、アドバイスが始まるんですが、テクニックよりも音楽をどうシェイプするか、他のミュージシャンをどうサポートするのかを問われます。
そしてまた外で実際の演奏を聴く。このドラマーはどう演奏するんだろう?どうやったらこう自由になれるんだろう?などと思いながら見るのも面白くなってきます。トラディションも大事ですが、固執せず新しい事もどんどん吸収しましたね。

そうやって学校の中と外でコネクションが始まるわけです。こういう環境はニューヨークのマンハッタンだけですね。優秀なアーティストが次から次へとやって来るし、伝説的アーティストも、CDで聴いたアーティストもすぐそこで演奏しているんです。

演奏も皆どんどん外へとプレゼンテーションして行く感じです。有機的で、その創造性たるや雄大な感じを受けますね。例えば昔のフレーズが、音量やタッチが異なったりしていて昔のフレーズと感じないんですね。ライドパターン、コンピングやハイハットのサウンドも含めて本人のスタイルがはっきり現れているんです。

特に好きなアーティストだと何回も聴いて、見て、話せたら話して、新しい発見を忘れないうちに翌日自分で試したりしていました。そしてまた学んで街に出て行ってというサイクルでした。

ニューヨークのブルーノートでは、友達と「ドラマーズシート」と呼んでいたドラムサイドのかぶりつきの席を陣取って、演奏するドラマーが何か凄い事やると「オォー!Yes!」と興奮して聴いていましたね。


■それでも繊細さは失わない。
例えばピアノソロの最初の1音は息を飲む程静かで綺麗で・・・でもソロが終わる頃にはダイナミックでアクティブな演奏になっていたりして、そのコントラストにビックリしました。時間をかけて創造するという繊細さを感じましたね。

また、室内で葉巻が吸えるような(ニューヨークでは珍しい)ドレスアップして夜を楽しんでいるようなパーティーの場所に行って、バンドやドラマーを観察するとバックミュージックという感じではなく、同じ空間を共有している感じでした。演奏が盛り上がると皆一緒に盛り上がるし、曲が終わればパーティーに戻るという同時進行な感じですね。調和している繊細さを感じましたね。


■帰国してどういう風な活動をしているんですか。
現在の活動は大きく分けて、演奏、講義、ドラムエンジニアの3つです。通訳、執筆活動の機会にも恵まれました。

帰って来た時は、全く知り合いがいなく白紙の状態でした。
リセットされた感じでしたね。
ニューヨークの喧噪もなく、静かな感じでした。

そして朝起きて思ったのは「ドラムが叩きたい」だけですね。
不安とか緊張とかがビックリするくらいなかったですね。
近くのお世話になっているスタジオに久しぶりに行ってみて、ドラムを叩いてみると前と全然違うのを意識的に感じたので、これは面白いなと思いましたね。

街のジャムセッションなどに出かける事もありましたが、最初は一人で叩いている事の方が多かったですね。
自分でも研究が続いている状態で獲得したいスキルがあったので。
プライベートのセッションで少しずつ知り合いが増えていって、友人同士のセッションに行き始めて、同年代のアーティストと出会ったりしました。

また音楽学校も覗いてみると中からスタッフの方が出てきて招いてくれて、授業のアンサンブルクラスで試しにドラムを叩かせてもらったら、そのままそのクラスのサポートドラマーとしての仕事を頂いたりなど、良い出会いが沢山ありましたね。


■行動がニューヨークスタイルですね。
次にジャズ以外にもブルース、ファンク、ラテンのセッションに参加したりしましたね。
とにかくドラムが叩きたかったので出かけていきました。その中で少しずつ演奏して、トリオやコンボで、小さな飲み屋さんや、小さなジャズクラブで演奏する事から始まりましたね。

そして、帰国前から是非やりたかったピアノトリオを友人と編成してホテルのラウンジ、パーティー、レストラン、音楽学校の中などで演奏を始めました。
その後、ラテンジャズバンドで海外ツアーに参加したり、Jポップメジャーアーティストのサポート、クラシックやタンゴなどのアーティストと演奏する機会がありました。普段はドラムを使わない音楽に入ってみるという実験的なバンドに参加したりしています。


■今後目指していくところは?
演奏をはじめ、講義、ドラムエンジニア、執筆活動、通訳など、全ての音楽活動が自然につながる事を目指しています。ドラムの演奏スキルを細かく学んだ方法と同じですね。最初に一つずつ磨き上げて後でつながりを持たせるんです。どの様にコネクトするのかどんどん研究して行って、それぞれの垣根を取り払う事ですね。

例えばよくプレイヤーとかエンジニア(ドラムテック)とか仕事を垣根で分けられていますが、僕はそう思わないんですね。

実際にニューヨークで見たほとんどのドラマーが自分一人でドラムを運んで組み立て、チューニングして、凄い演奏をして、自分で片付けて帰っていく姿を見てそれが自然でカッコイイと思いました。

彼らのその姿から学びましたね。演奏出来る事でドラムの他の事も細かく知り、それらが自然につながっている姿が素晴しいなと思います。

またどこで演奏していても、どこでドラムの講義をしていても同じ事です。常に新鮮な気持ちと姿勢で臨むように心がけています。

そしてどれだけ多くの知らない人と未体験の音楽を演奏できるか!ドラムセットのサウンドの入っている音楽、入っていない音楽に関わらず体験した事のないフィールドに少しずつ挑戦していきたいですね。
それが今だったらクラシックだったりタンゴだったりするんですけど。


■クラシックのピアニストとのデュオは聴かせていただきましたが、大変コンテンポラリーでした。
組み立てから出来るまで、すごく試行錯誤でした。まず周りで見た事がないというのがあり。
実際に完成されているクラシックのピアノ独奏曲にドラムセットのサウンドがどうやって入っていけばいいのか・・・
最初はそれに合う鍵がないような感じでした。
クラシックの歴史から調べて学びました。

音楽的に成立するのかという事ですごく挑戦的だったんですけれど、タイムを揺らしたり、ルールを壊してみたり、ダイナミクスのオーバーテイクがどこまで許されるのかなど、いままでやっていない事、ピアノを弾くようにドラムを演奏できるのかという挑戦でした。

ジャックディジョネットはピアノを弾くようにドラムを叩くんですね。
彼がピアノを演奏しているのを実際に聴いた事があるのですが、やはりそうでしたね。フレーズがドラムセットを叩いている時と似ていたり「ハッ」とさせられる事があるんですよ。

結果としてクラシックの関係者の方に興味を持ってもらい、六本木のスイートベイジルでクラシックのフェスティバル形式の演奏に参加出来て、評価を頂けたので良かったんだと確信が持てましたね。
やはり最初にやるというのは面白いですね。

判断基準のないところで最初に新しい事をやった人っていうのは、僕の中で魅力的で、また僕もそうありたいと思っています。これからも挑戦するでしょう。







谷本成輝 ドラマーページ
http://www.drumsize.com/2009/10/post_134.html


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